国際相続

国際相続(どの国の裁判所が判断するか)

前記事で、国際相続の場合、被相続人の本国法に従って相続する、と書きました。どの国の法律に依拠するか、ということを、法律用語で「準拠法」と言います。 しかし、当事者間で話し合いができず、裁判所に遺産分割の調停や審判を申し立てて...
国際相続

国際相続(どの国の法律に従って相続するか)

本記事では、国際的な相続の場合、どの国の法律に従って相続するかのか、という点を書きたいと思います。 通常の国内の相続の場合、遺言がなければ、民法が定める相続分(法定相続分)に従って遺産を分けます。 では、被相続人(亡くなられた...
雑記

浜松市楽器博物館とベートーヴェン展

今回は雑記ですが、後半に少し著作権法のことについて書きたいと思います。途中で、私の下手な10秒演奏があります(クリックしなければ再生しません)が、ご容赦下さい(笑)。 浜松市楽器博物館 浜松の会社の社外役員に就任してか...
国際紛争解決

仲裁と調停の違いと、その併用について(シンガポールの具体例)

前記事で、国際取引紛争解決における仲裁と調停の違いや、その併用についての総論を書きました。 本記事では、シンガポールを例に具体的に見てみたいと思います。なぜシンガポールかと言うと、シンガポールは国際紛争解決の中心地となることを目指し...
国際紛争解決

仲裁と調停の違いと、その併用について(総論)

国際取引紛争の解決に関して、「仲裁」や「調停」という話がされることが多いですが、両者は法的に全く違うものです。 ただ、最近は、それぞれの性質を生かしながら、うまく組み合わせて使おうという動きが進んでいます。本記事では、仲裁と調停の違...
国際離婚

国際的な家事事件(離婚・相続など)の取り扱いと、書籍の出版

ブログ立ち上げ早々恐縮ですが、書籍出版に関する宣伝をさせて下さい(^ ^) 愛知県弁護士会の弁護士6名による共著です。「Q&A渉外家事事件の実務と書式」(民事法研究会) 私は元々、国際取引を中心とした企業法務を取り扱ってきまし...